My Favorites

CHEVROLET CRUZE S-LIMITED

シボレー・クルーズ

アメリカ・ゼネラルモータースのシボレーブランドで販売されている
スズキ製OEM(相手先ブランド)車。ベースになったのはスイフトSE-Zだが
ルーフと5枚のドアパネル以外の外装は専用のデザインとなっている。
当初はライトクロカンのイメージだったが、長寿モデルのため流行に合わせて
ルーフレールを除くなど、車高を低めて都会的なイメージに意匠変更されている。
担当セールス氏によると、この車は『S-リミテッド』同色車では山口県内で
販売・登録された最後の1台であるらしい。

基本的に設計が古いだけに剛性感のあるハンドリングではないが、マイルドで
扱いやすい車である。リアが粘りすぎて曲がりにくい感じがするが、アクセルを
コントロールすることで簡単にリアの荷重がぬけ、意外と思えるほど曲がる。
したがってハイグリップタイヤよりも乗り心地を重視した普通のタイヤのほうが
限界性能は低くても、この車のおもしろさを引き出せる。

エンジンはツインカムながら出力より中低速での扱いやすさを重視した仕様。
3000回転も回っていれば、十分にパワフルである。ただ時速100kmを超える
ような速度域になるとトルク(※)の不足が顕著になる。特にバルブタイミングが
高速側に切り替わると、よりそれはてきめんとなる。エンジンは伸びようとするの
だが、車速がついてこない。同じシボレークルーズでも1500cc版ではこういう
場面は少ないという。

(※) エンジンの回転力のこと。一般に排気量が大きくなるほどトルクも強くなる。
また、自然吸気エンジンよりもターボエンジンのほうがやはり強くなる。
トルクはある回転数をピークになだらかに下がってゆく特性があって、その
最高値がでる回転数が高ければ高回転高出力型エンジン、低めならば
低回転低出力型エンジンといえる。オートマチック車には低回転型のほうが
適している。車を加速させる、エンジンの底力を表している。

年式 平成16年式
車名/車両形状 シボレーHR52S/箱形
エンジン形式/弁機構/総排気量 スズキM13A型 4ストローク・サイクル水冷直列4気筒/
DOHC4バルブ(吸気側可変バルブタイミング機構付き)
チェーン駆動/1.328L
エンジン配置/駆動方式 フロント横置き/前2輪駆動
クラッチ形式/トランスミッション(変速機) 3要素1段2相型トルクコンバータ/
遊星歯車式前進4段後退1段フルオートマチック
(ロックアップ機構・登降坂変速制御機能付き)
サスペンション形式(前/後) ストラット式コイルスプリング/
ITL(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング
スタビライザー形式(前/後) トーションバー式/-
主ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッド・ディスク/リーディング・トレーリング
タイヤサイズ 165/65R15
全長×全幅×全高/車両重量 3620mm×1610mm×1540mm/940kg
乗車定員 5人
ボディカラー アズールグレーパールメタリック(ZY4)

Carsへ Cars へ


もどる もどる