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SUZUKI EVERY WAGON JOYPOP TURBO L

スズキ・エブリィワゴン

のちにカタログモデルとなった『エブリィスポーツ』の原型になった販売店特装車。
スズキ社内ではエブリィワゴン『3型』と呼ばれている。

担当セールス氏によると、同車で山口県内で2台目に登録された車であるらしい。
2001年に不注意による事故で助手席部分側面を大破したが、曲がったドアや
センターピラーを除去・交換するなど2ヶ月を要する大修理ののちよみがえった。
助手席の息子と左後席のカミさんを守ってくれた、まさに命の恩人である。

ノーマルモデルに対して車高が若干下がるスズキスポーツのストリートサスで
足回りを固めた、高速走行仕様の我がカミさん専用ソフトチューニングカーだ。

エンジンはひと世代前の鋳鉄製。流行のツインカム方式ではないため高回転域の
伸びはないが、中回転領域では元気な加速を見せる。重い車体を小さなターボ
エンジンが走らせるため、相当の負担がかかっているはずだが、まったくの故障
知らずなのはビックリである。エンジンがK6A型に変更された『4型』以降のモデル
ではパワーバンドが上下に広がって、より扱いやすくなっている。

唯一の欠点が燃費性能。重い車体にオートマチック、そしてターボエンジンと
燃費に対して有利な要素が一つもない。おかげで3台中最大の燃費を誇(?)る。
カプチーノとクルーズがそれぞれ燃料1リッターあたり平均20kmと15km程度は
走行できるのに対して、エブリィは12kmほど。特に高速道路を走行するような
高負荷がかかる場面では、さらに燃費が悪化してしまう。

…かなり地球環境とサイフに優しくないので、これからの軽自動車メーカーの
技術革新に期待したいと思う。

エブリィは広さを追求した商用車ベースの車であり、ハンドリングは一般の車に
対してかなり劣る。サスペンションの部品を納めるスペースが少ないという制限も
あるが、それよりも車重が大きく重心が高いのが影響している。この傾向は
大小の差はあれ、白ナンバーのミニバン系車にもいえることで、各メーカーとも
腐心しているようである。

それでも以前所有していたト○タ・タ○ンエース・○アが乗り心地があまりに
軽すぎ、フワついて(長距離では運転手が車酔いするほどであった)不評を極めた
のに対し、エブリィでは少々お尻が痛くなること以外、全席から不満らしい不満が
でなかったのであった。

年式 平成12年式
車名/車両形状 スズキDA52W/ステーションワゴン
エンジン形式/弁機構/総排気量 スズキF6A型 4ストローク・サイクル水冷直列3気筒ターボ
(インタークーラー付き)/SOHC2バルブベルト駆動/0.657L
エンジン配置/駆動方式 フロントミッドシップ縦置き/後2輪駆動
クラッチ形式/トランスミッション(変速機) 3要素1段2相型トルクコンバータ/
遊星歯車式前進4段後退1段フルオートマチック
サスペンション形式(前/後) ストラット式コイルスプリング/
ITL(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング
スタビライザー形式(前/後) トーションバー式/-
主ブレーキ形式(前/後) ソリッド・ディスク/リーディング・トレーリング
タイヤサイズ 165/65R13
全長×全幅×全高/車両重量 3395mm×1475mm×1880mm/930kg
乗車定員 4人
ボディカラー パールホワイト2(ZA5)

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